大泉洋の面白さ満載!『駆込み女と駆出し男』あらすじ、感想。日本の歴史エンターテイメントがここに!
先日、試写で5月16日公開の『駆込み女と駆出し男』を見てきました。
スコア
★★★☆☆(3.5)
あらすじ
江戸時代、幕府公認の縁切寺として名高い尼寺の東慶寺には、複雑な事情を抱えた女たちが離縁を求め駆け込んできた。女たちの聞き取り調査を行う御用宿・柏屋に居候する戯作者志望の医者見習い・信次郎(大泉洋)は、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも男女のもめ事を解決に向けて導き、訳あり女たちの人生の再出発を後押ししていくが……。シネマトゥデイより
おすすめポイント
1.大泉洋を中心に各登場人物の掛け合いが面白い!
2.女性が強い!そして美しい!元気がもらえる!
感想
久しぶりの時代劇もの、おそらく『蜩ノ記』以来かと思います。
『蜩ノ記』は、自分の勉強不足も多々あるでしょうが、時代劇特有の難しいセリフ回しについていけず、話の内容もよくわからないまま終わってしまい、消化不良でした。
『駆込み女と駆出し男』も事前情報として、「セリフ回しが早いかつ難しいので、意味がわからなくなる」という情報があったので、心配していました。
確かに、大泉洋の早いセリフ回しと、時代劇特有の言葉遣いで、理解できない部分は少なからずありました。
がしかし、今作はそれを上回る面白さがあるんです。
「そんなことはどうでもいい!!とにかく面白い!!」っていう気持ちにさせてくれます。
それは、大泉洋をはじめ、樹木希林、戸田恵梨香、満島ひかりなどの名役者さんの演技に上に成り立っています。ほんとに素晴らしかったです。
映画を見ながら「この映画の主人公は誰だろう?」と考えていました。大泉洋演じる信次郎か、それとも戸田恵梨香演じるじょごか。
自分の中では、じょごとの出会いがキッカケで、彼女への恋心と、戯作者になるという自らの目標に向き合っていく姿から、信次郎が主人公かなと思っているのですが。
しかしながら、映画で1番輝いていたのはじょごでした。女性から離縁することも許されなかった時代に生きながらも、じょごは輝いていて、たくましくて、美しかったです。じょごの強さと美しさに圧倒されました。
見習い医者であり、戯作者を目指す信次郎の才能を信じ、その目標を後押しする姿には「これが日本女性の強さだ」と感じ、涙が出そうになりました。
笑いあり、涙ありの歴史エンターテイメント大作だと思います。
それにしても大泉洋はこういうの上手いですね、本当に面白かったです。
予告編
原作本はこちらです。
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