映画感想 「リリーのすべて」のアリシア・ヴィキャンデルが最高に良かった!
今回見たのは、トム・フーパー監督の「リリーのすべて」
❒スコア
★★★★★(5.0)
美しく、切ないストーリー展開に完全にやられました。
❒あらすじ
1926年デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は、同じく画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)に女性モデルの代役を依頼される。その際に、自身の内面にある女性の存在を感じ取る。それ以来リリーという女性として生活していく比率が増していくアイナーは、心と体の不一致に悩むことに。当初はそんな夫の様子に困惑するゲルダだったが、次第に理解を深め……。シネマトゥデイより
❒個人的感想
久々に映画を見てガツーンとした衝撃を受けました。
今作の監督は、「英国王のスピーチ」でアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーパー監督です。他にも「レ・ミゼラブル」や今作の「リリーのすべて」など、どれも面白く人間の心情を「これでもか!」と突きつけてくる感じが大好きです。
「リリーのすべて」の主演は、エディー・レッドメイン。世界初の性適合手術を受けたデンマーク人画家、リリー・エルベを演じていますが、自らの中に潜む「女としての人格」が次第に大きくなっていく過程を見事に体現していました。
しかしながら今回は、妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルが最高に良かった!
ストーリー展開的にもこちらが主人公なのでは?と思えるくらいでした。
今作でアカデミー賞の助演女優賞を受賞しています。
愛する夫が、少しづつ「男から女へと変わっていく」にも関わらず、それを支えようとするゲルダの献身的な姿に心を打たれました。
ゲルダの「変化を恐れない無条件の愛」に強い感動を覚えました。
❒予告編
© 015 Universal Studios. All Rights Reserved.