Haruの雑記ブログ

映像翻訳者のHaruです。大好きな映画やサッカーのこと、時事ネタ、文化考察まで。関心分野を備忘録的に。

呉美保監督作品『きみはいい子』あらすじ、感想。優しさのバトンが誰かを救う。

昨年そこのみにて光輝くで映画賞を総なめにした呉美保監督の最新作『きみはいい子』を見てきました。

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❒スコア

★★★☆☆(3.5)

 

❒あらすじ

新米教師の岡野(高良健吾)は、ひたむきだが優柔不断で、問題があっても目を背け、子供たちから信用されていない。雅美(尾野真千子)は夫の単身赴任で3歳の娘と2人で生活し、娘に暴力を振るってしまうことがあった。一人暮らしの老人あきこ(喜多道枝)はスーパーで支払いを忘れ、認知症を心配するようになる。彼らは同じ町で暮らしており……。 シネマトゥデイ

 

❒おすすめポイント

1. 子育てにおける現代の深刻なテーマを丁寧に描かれている。

2. 「褒めてあげること」の大切さ気付かされる。

3 . 呉美保監督の新作だから見るべし!

 

❒感想

面白いと言うのがとても難しい作品ではありました。

というのも、扱っている問題が、子どもへの暴力、虐待、イジメなど、とても大きく複雑なだけに、きれいに解決させるのは難しいかと思います。

映画でも、起こっている問題を追いかける時間が大半を占めるので、見ているのが辛い部分もあります。

 

しかしそんな中でも、この作品が見せてくれた解決への糸口、そして希望への道しるべは、「褒めてあげること」だと私は思います。

自分が誰かを褒めてあげると、きっとその誰かも、同じようにまた違う誰かを褒めたくなる。

その優しさのバトンが、少しずつこの問題を解決していってくれる。

そう思いました。

 

❒予告編



❒原作紹介

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