アカデミー賞主演女優賞のジュリアン・ムーアが若年性アルツハイマー病患者を演じた「アリスのままで」 あらすじ、感想。
6月27日に日本でも公開が開始される「アリスのままで」
今作で若年性アルツハイマーにかかった女性を演じたジュリアン・ムーアは、見事にアカデミー賞の主演女優賞を獲得しました。
スコア
★★★☆☆(3.5)
あらすじ
50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、大学での講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に家に戻るルートがわからなくなるなどの異変に戸惑う。やがて若年性アルツハイマー病と診断された彼女は、家族からサポートを受けるも徐々に記憶が薄れていく。ある日、アリスはパソコンに保存されていたビデオメッセージを発見し……。 シネマトゥデイより
おすすめポイント
1. ジュリアン・ムーアのオスカー獲得も納得の演技!
2. アルツハイマー病だけに焦点を当てずに、家族の絆を描いている!
3. 中盤のアルツハイマー病に対するスピーチがすばらしすぎる!
感想
若年性アルツハイマー病が進行していく姿を見事にジュリアン・ムーアが演じていました。
これまでの自分の記憶や積み重ねてきたキャリアが日に日に壊れていくことへの恐怖と葛藤がひしひしと伝わってきます。
自分が自分じゃなくなっていく恐怖は計り知れないと思います。
しかし、そんな中でも尊厳を何とか保ち、アリスのままで生きようとする姿に、勇気付けられもしました。
特に中盤のアルツハイマー病患者に対するスピーチは本当に感動的でした。あれがクライマックスなら良かったのにと思ったくらいです。
また、自由奔放だけど、誰よりも母のことを想っている次女との関係性も素敵でした。ラストシーンでの次女が演じる戯曲のセリフが、今も心に響いています。
予告編
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