あなたは映画を見るとき、字幕派?吹き替え派? ~双方のメリットとデメリット~
あなたは洋画を見るとき、字幕で見ますか?それとも吹替えで見ますか?
最近読んだニュース記事で、20代~60代の男女にアンケートを取ったところ、吹替え派が54.1%で僅差ですが、字幕派を超える結果となったそうです。
特に、吹替え派が多かった年代は20代と60代だったということです。
60代の吹替え派の理由としては、字が読みづらいといった理由で仕方ないところですが、注目すべきは20代です。
20代の字幕離れの理由はいったい何なのでしょうか?
それには、英語力の低下や、声優さん人気、有名人による吹替えの増加などが原因としてあるのでは、という感じはします。
ですが、それだけではない気がします。
そもそも字幕と吹替えにはそれぞれメリットとデメリットが存在します。
字幕のメリット
・俳優さんの声が聞ける。
・原音が残ったまま、文字とともにストーリーを追える。
字幕のデメリット
・字幕は文字数制限があるので、情報量が少なくなる。
・字幕を追う必要があるため、目を字幕から外せない。
吹替えのメリット
・吹替えは字数制限ではなくリップシンクが出来てればいいので情報量は多い。
・自然と耳に入ってくるので、映像に集中できる。
吹替えのデメリット
・原音が完全に消える。
・役のキャラクターと吹替えの声のイメージが違うことがある。
このように整理してみると、20代の若者はおそらく、吹替えの自然と耳で理解できるメリットによって字幕離れが起こっているのでは?と推測できます。若者の文字離れにより、「字幕を読む」という行為が億劫になってきているのだと思います。
ともかく、20代に吹替え派が多いということは、20代に吹替え派が多いということは、今後どんどん吹替え派の人増えていくということです。
翻訳を志す者として、吹替えも字幕と同じように高いクオリティでこなせることが重要になってくるな、と改めて感じました。
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